ヤフーニュースで「おたふく風邪が流行の兆し」という記事を見かけました。
私も30歳を過ぎてから「大人のおたふく風邪」にかかったので、完治までの記録や体験談を書いていきます。
【大人のおたふく風邪】食事や症状の記録とおすすめアイテム【体験談】
- 【大人のおたふく風邪】食事や症状の記録とおすすめアイテム【体験談】
- 大人もつらい「おたふく風邪」
- おたふく風邪の血液検査の数値
- おたふく風邪の症状
- おたふく風邪の食事
- おたふくかぜの症状の記録
- 違和感を感じた日 1日目(体温37.1度)
- 病院を受診した日 2日目(体温37.1度)
- 痛みのピークが始まる 3日目(体温37.9度)
- 水を飲むのも辛い 4日目(体温37.9度)
- 熱が下がりはじめた 5日目(体温37.1度)
- 頬の腫れがひいてきた 6日目(体温37.1度)
- 徐々に食事がとれるように 7日目(体温36.5度)
- 頬の腫れがかなり引いた 9日目(平熱)
- 違和感がようやく消えた 12日目(平熱)
- おたふく風邪のおすすめグッズ
- おたふく風邪のお風呂
- おたふく風邪が感染らなかった理由
大人もつらい「おたふく風邪」
おたふく風邪になったのは、記憶では今回が初めてのことです。
一般的には子供のうちに罹ることが多いけれど、大人でも頬の痛みは酷いし高熱で身体も痛くなるし泣きたくなるほどの辛さでした。
どこまで症状が悪化するのか・いつまで辛い状態が続くのか、いつになれば外出していいのか分からなくて不安もいっぱいに。
実際に病気で身体が辛いときは病名や専門的な知識よりも「どうすれば少しでも身体が楽になるのか」「どれくらい辛い状態が続くのか」が気になり、個人ブログの体験談が参考になりました。
病気の症状には個人差があるものだけれど、完治までを記録したので興味のある方は良かったら見てください。
おたふく風邪の血液検査の数値
記事上の写真は実際に大人になっておたふく風邪に罹った当時の、私の血液検査の結果を写したものです。
おたふく風邪かどうかを調べるためには病院での血液検査が必要で、原因になっている「ムンプスウイルス」の数値を確認しないといけないのだそう。
病院では「赤い丸のついている箇所の数値が上がっているので、おたふく風邪ですねー」と先生に言われました。
数値によって現在おたふく風邪にかかっているのか、以前にかかったことがるのかが分かるのだそうです。
おたふく風邪の症状
私がおたふく風邪にかかっていたときの症状は以下の内容で、一般的なイメージできるおたふく風邪の症状と同じように思います。
- ほほの腫れと、激しい痛み
- 高熱が出る
- 口がとても渇く
- めまい、立ちくらみ
- 食事ができない
食事が全くできなかった
なかでも辛かったのが食事の難しさで、ここまで食事ができなくなるとは想像していなかったので正直驚きました。
普段から食べることは好きで「少しでも何か栄養を取らないと!」と気をつけていたけれど1週間で3キロも体重が減りました。
30代女性の標準体型なので普段なら3キロもダイエットに成功すれば嬉しいところですが、今回は痩せたというより「やつれた」感じです。
おたふく風邪の食事
おたふく風邪にかかって特に辛かったのが、頬の痛みが酷いことと普通の食事が出来ないことでした。
頬が腫れて痛いので口を開けたり物を噛むことが難しくて、熱いもの、固いもの、味が濃いもの、酸味が強いもの、辛いものは、痛みが増してしまい食べられませんでした。
食べやすかった食品
腫れている頬を動かすのが辛いので、よく噛んで食べることは難しくなります。
食べやすかった食品はどれも柔らかくて、あまり噛まず食べられる味の薄いものばかりでした。
- おかゆ
- お茶漬け
- 卵雑炊
- プリン
暖かいものを食べると熱をもった頬の痛みが増すので、食事は全て熱を冷ましてから食べていました。
プリンも「やわらかプリン」と名前がついているような柔らかいタイプがおすすめ。
私は試してみなかったけれど、柔らかさでいえば「お豆腐」も食べられるかも知れません。
食べられなかった食品
反対に、あまり噛まずに食べられて栄養も取れるかと思ったものの、意外と全く駄目だったのが栄養補助食品や栄養ドリンクでした。
ゼリー状の吸うタイプの栄養補助食品は、「吸う」という動作で頬が辛くなってしまい食べれないうえに痛みだけが増すことになりました。
普段は気にならないような酸味にも過敏になっていたようで、フルーツゼリーを食べても果物の僅かな酸味で頬が痛くなりました。
普段はゼリーに果物の酸味を感じることはあまり無かったので驚きました。
おたふくかぜの症状の記録
以下は当時の手帳に記録していた、おたふく風邪に罹ったときの個人的な症状の記録です。
大まかな流れだけを書いてみるとこんな感じ。
- 違和感を感じたのが1日目
- 病院へ行ったのが2日目
- 「あ!おたふく風邪だ!」と実感したのは2日目夜
- 痛みと腫れのピークは3~5日目
- 食事がとれるようになったのは7日目
- 違和感や腫れが完全に消えたのが12日目
あくまでも個人の体験談で、症状には個人差があります。
大人のおたふく風邪は重症化することもあるので、身体が辛い場合には些細なことでも病院に相談するのがベストです。
違和感を感じた日 1日目(体温37.1度)
寝起きに右側の耳の下から顎の付け根~首の辺りに妙な違和感を感じました。
平熱は36.5度辺りなので、この日の体温も少し高め。
食事のときに顎の辺りが少し痛いような?気になる感じはあったものの、普通に食べることは出来ました。
朝に違和感を感じていた箇所が夕方に腫れているような気もしたけれど、普段通り過ごせていたので特に気にはしていませんでした。
病院を受診した日 2日目(体温37.1度)
初日は少しの違和感だけでしたが、翌日から顔や頬の痛みや腫れが強く出てきました。
顎や頬に痛み・腫れが出る
朝起きてみると、前日に感じていた妙な違和感が強い痛みに変わっていました。
右側の耳の下から顎の付け根~首の辺り、右頬と右耳の下あたりが少し腫れぼったいです。
あまりの痛みに病院へ行こうと急いで支度をするものの、何科に行けばいいのかが分かりません。
痛くて半泣きになって身支度をしながら夫に相談すると、総合病院に電話で直接問い合わせてくれていました。
何科にかかればいいのか
総合病院に電話して症状を伝えてみると「耳鼻科」か「口腔外科」がいいかも知れない、と教えてもらえました。
取り敢えずどちらかの科で診てもらおうと、総合病院の口腔外科へ行きました。
最初から「おたふく風邪」を疑うなら、大人は内科や耳鼻科でもよさそう。
私はおたふく風邪に罹る心当たりが全くなくて「顎が変になったのかも知れない」と思っていました。
総合病院の口腔外科へ
この日は午後に病院へ行き、体温チェックの後に診察で耳下腺の腫れを確認して採血をしました。
血液検査の結果は1週間後にしか分からなくて、検査の結果が出るまでは耳下腺炎かおたふく風邪なのかは判別不明とのことでした。
薬の処方とか
もらったお薬は「メイアクトMS錠」のみ。
頬の痛み止めや解熱には自宅の置き薬のバファリンを飲んでいましたが、薬の飲み合わせは一度病院で確認することをおすすめします。
病院では、万が一おたふく風邪だった場合は人にうつしてしまうから念のため人との接触を避けて安静にしておくよう言われました。
両頬に痛みと腫れが広がる
この日の夜には、右側だけだった痛みや腫れの症状が、左側まで広がってきました。
昼食までは少し頑張れば普通の食事がとれていたものの、時間の経過とともに症状が強くなっていき、夜には頬の痛みで普通の食事が全くとれなくなりました。
痛みのピークが始まる 3日目(体温37.9度)
前日から酷くなった顔や頬の腫れと痛みは、特に朝の寝起きの痛みが辛かったです。
熱が上がって身体も辛くなり、今になって思えば3日目からの数日間が痛みのピークでした。
1日目・2日目のほうが身体を動かすのは辛くなかったので、もしも「おたふく風邪かも知れない」と思ったら、熱や痛みが酷くない早めのうちに病院へ行くことをお勧めします。
食事がとれない
3日目からこの先の6日目までは、通常の食事をとることは全くできなくなりました。
先にも書きましたが色々試してみた中で痛みもなく食べれたものが柔らかくて冷たいもので、私はプリンばかり食べていました。
似たようなイメージでいえば冷奴や薄味の茶碗蒸しも平気かも知れませんが、実際には試していないので分かりません。
水を飲むのも辛い 4日目(体温37.9度)
この日も前日に引き続き、熱が高めで顔や頬の腫れと痛みのピークでした。
腫れている箇所を冷やすと楽になるので、日中は顔を冷やして熱や痛みを和らげて過ごしていました。
それができない朝の寝起きの痛みは、やっぱり一番に辛かったです。
相変わらず普段の食事も食べることができないので、水分補給をしながらほぼ一日中布団で寝て過ごしていました。
熱が下がりはじめた 5日目(体温37.1度)
ここ数日はどんどん症状が酷くなるばかりでしたが、この日は前日に比べると少しだけ顔や頬の腫れが引き始めたように感じました。
それでも今日になって顎の下のほうが少し腫れてきたようにも思い、少し不安もありました。
続いていた熱も下がりはじめて身体が楽になってはきたものの、普通の食事はまだ取ることが出来ませんでした。
頬の腫れがひいてきた 6日目(体温37.1度)
前日から顎の下の腫れが変わらず気になるものの、顔や頬の腫れが少しずつですが確実に引いてきたのを感じます。
熱も変わらず微熱まで下がったものの、食事はまだ通常のものは痛くて食べられません。
何が食べられるのかを試して痛みがぶり返すのも嫌になり、ひたすら柔らかいプリンばかりを食べていました。
徐々に食事がとれるように 7日目(体温36.5度)
この日は熱も随分下がって平熱に戻り、顔や頬の腫れと気になっていた顎の腫れも少しずつ引いてきました。
病院で血液検査の結果確認
午前中は血液検査の結果確認で総合病院へ行きました。
顔や頬の腫れはマスクで隠して、久しぶりに外出で栄養も取れずフラフラの状態なので自宅にタクシーを呼びました。
血液検査の結果は、やっぱり予想通り「おたふく風邪」でした。
温かい食事がとれるように
病院での検査結果で安心したのと久しぶりに外に出たことで少し食欲がわいてきて、帰りパックの雑炊とお弁当を買いました。
ここ数日はずっと柔らかく冷たいものしか食べられなかったけれど、お昼には久しぶりに温かい雑炊が食べられるようになりました。
お弁当が食べられるように
夜にはおちょぼ口で時間をかけてゆっくりと、病院の帰りに買ったお弁当も完食。
顔や頬の腫れはまだ残っているので人に会うのは恥ずかしいけれど、熱が下がって7日目からは身体が随分と楽になりました。
頬の腫れがかなり引いた 9日目(平熱)
この日は顔や頬の痛みもなくなってきて、腫れもある程度は引いてきました。
痛みと腫れがピークの酷いときには顔が変形していて、とてもじゃないけれど人に会うのが恥ずかしい状態でした。
9日目になると見た目は「普段通り」とは言えないものの、比較的マシに。
熱も下がって食事がとれるようになり身体は楽になってきたけれど、頬や顔にはまだまだ「違和感」がかなり残っていました。
違和感がようやく消えた 12日目(平熱)
食事もとれるようになり熱も下がって身体は元気になったものの、頬の違和感はいつまで続くんだろうかと気になっていましたが、完全に違和感が消えたのは12日目でした。
これはあくまでも私の体験談なので、症状には個人差があると思います。
子供に比べると大人のおたふく風邪は高熱が続いたり重症化する場合もあるそうなので、少しでも違和感を感じて不安な時には病院に相談してください。
おたふく風邪のおすすめグッズ
おたふく風邪のときには腫れて熱をもった頬や頬を冷やすアイテムとか、口や身体をあまり動かさずにすむものが役に立ちました。
ストロー
顔や頬が大きく腫れてしまい口があまり開かなくなるので、コップやグラスから水を飲むのも一苦労します。
強く「吸う」ような動作の場合は痛みがでることがありましたが、細めのストローを使うと楽に飲めるようになったのでおすすめです。
保冷剤や保冷スカーフ
腫れて熱をもった顔や頬は少し冷やしたほうが痛みが和らぎます。
「とにかく冷やそう!」と保冷剤を直接顔に当ててしまうと冷えすぎるので、ひんやりタオルやスカーフを使うか、ハンカチやタオルで保冷剤を包んで使うのがおすすめです。
熱中症対策で販売されていた保冷剤がセットになっている保冷スカーフは、顔や頬も冷やしやすくて元気になったあとも使えて便利でした。
ネットスーパー
おたふく風邪に罹ったときは夫に買い物を頼むことも可能でしたが、基本的に買い物はネットスーパーに頼っていました。
おたふく風邪は人に感染するので気軽に出歩くことはできないし(そもそも動き回る元気もなかった)、自分のタイミングで欲しいものを選べるネットスーパーが有り難かったです。
ロハコはヤフージャパンIDで利用OKなのが嬉しいです。
おたふく風邪のお風呂
おたふく風邪は1~2日で直ぐに治ることはなく、熱や腫れが続いて身体が辛いような状態が数日続くので、どのタイミングでお風呂に入っていいものか正直迷いました。
あまりにも辛くて布団から出られないような日は、濡れタオルで身体を拭く程度で済ませてお風呂を諦めたこともありました。
お風呂に入って身体が温まると腫れている顔や頬の痛みも増してくるので、ゆっくりと湯船に浸かるようなことは避けたほうがいいかも知れません。
私は完治するまではお風呂に浸かるようなことはせず、シャワーだけでサっと済ますようにして過ごしました。
おたふく風邪が感染らなかった理由
当時は看病してくれた夫もおたふく風邪は未経験だと言っていて、私がうつしてしまわないか心配していたものの何故か平気でした。
後日、義母に聞くと夫は子供の頃におたふく風邪予防のワクチンを接種したから大丈夫だったようです。
私も子供の頃にワクチン接種しておきたかったな。
検索からこの記事に辿り着いて読んでいるような場合には、恐らく本人か家族の誰かがおたふく風邪に罹っているのかなと思います。
お大事に過ごしてくださいね、早くよくなりますように。
以上、大人のおたふく体験記録でした。
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