ふたり暮らしの家計ともの選び

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そのときの準備は出来ているつもりでも、きっと泣くだろうと思う



そのときの準備はできているつもりでも、きっと泣くだろうと思う

今日の夕方からNHKでは水木先生を偲んで平成22年に放送していた、連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の総集編(全3回)が放送されます。

住んでいる地域によって違いがあるのかも知れませんが、私が子供の頃に育った場所では夕方にテレビでアニメを放送していました。

鍵っ子と呼ばれ家で1人過ごすことの多かった私は、夕方に放送していた鬼太郎のアニメがとても楽しみでした。

アニメに出てくる悪さをした妖怪たちは本当に悪いものは少なくて、人間との共存が難しいがために人に「憎しみ」を持ったり「悲しさ」や「寂しさ」といった感情から悪さをすることが多かった印象です。


人もこの妖怪と同じように「寂しい」「悲しい」といった感情が大きくなりすぎると悪いほうへいくのかなと、子供ながらに考えていました。
やっぱり一反木綿が1番好きだなとか目玉親父ってかわいいなとか、そんなことも思っていました。

水木しげる先生の訃報にはとても驚きました、心からお悔やみを申し上げます。



そのときの心の準備は出来ているのか

水木先生の訃報を聞いた数日後に、自宅で飼っている2歳半を過ぎたハムスターが小屋の入り口付近で倒れている姿を見て冷やりとしました。

ハムスターの寿命は個体差が大きいのですが、2歳で立派な老人といわれています。

「この子も逝ってしまうのかな」と夫と泣きながら見ていたら、むくっと起き上がり砂場に移動してゴロゴロ寝ころび始めました。


どうやら急に寒くなったからと入れたペット用ヒーターが暑くて、小屋から飛び出して寝ているだけのようでした。

「私たちの涙を返してくれ」と笑いあいながらも、いつかくる別れに対して出来ていると思っていた心の準備が、実は全然出来ていなかったことを思い知らされました。


どんな人生にも必ず1つある決まりごと

実の父親は私が高校生の頃に40代で他界しました。
私の夫は40歳なので父と同じようにある日突然死んでしまったら、なんて想像するだけでも嫌な話で出来れば共に100歳近くまで長生きしたいです。

でもどんな人生でも平等に決まっている唯一のことは、誰もが必ず死ぬということです。

それは明日かもしれないし、50年先かも知れない。


死ぬタイミングが分かればいいなと思うこともあるけれど、死期を知ったうえでそれまでと変わらずに平気で生きられるのかと問われると自信はありません。

出来れば私の父のような働き盛りの40代で突然の死なんてのは避けたいと考えていますが、同じように感じる人は多いと思います。



死ぬまでにやりたいことはあるのか

私は夫よりも少し年下なので互いの親や夫も看取ってから、自分が死ねたらいいなと漠然と考えていますが、有難いことに体が健康なこともあり「死ぬまでにやりたいこと」をまだ真剣に考えたことはありません。


記事を書きながらふと、考えたことは「自分が死ぬまでに」と思うと悩むけれど、意外と「誰かが死ぬまでに」と考えると色々浮かぶものだなとも思いました。


母親が死ぬまでに、祖母が死ぬまでにと考えると、やりたいことが少し浮かんできます。

母親は60代ですが祖母はもう90代。せめて最低限の心の準備はしておきたいです。



以前に年配の女性と話しているとき、何かの弾みで「死」についての話題になって「結局人はね、みんな最後は1人よ。1人で死んでいくの。」と笑いながら話す姿に衝撃を受けてずっと心に残っています。

私もそんな風に思うときがくるまで、死ぬまでに長生きできたらいいなと思っています。